おりて/砂木
 
こよりのむすびめ
ねじってつないだ
どこにもいけない
かみの おれめ

かくしたことで
かなうというもの
しんじたよるゆび
まだ いきをしている

あめに ゆきに
やぶれておちるのだろう

いたまずにむすばれつづけたら
いくつかのよるが
かずをなくすのだろう

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