写真/森さかな
 

季節に
流されるけど
 
 
 
変わらない
きみの透明なひとみ
白いかおばかり
 
書きなぐれば
 
 
 
それだけ
傷跡のように残るだろうか
 
 
 
 
(よかったのかな)
 
 
 
 
記憶することによって
ざわめく、白い指の温度は
まだここにある
 
 
 
 
時間に焼かれた
まぶたをそうっと開く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ねえ、
覚えていて
 
 
 

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