雲/
暗闇れもん
ふわりと浮かび行く
白い手足
風に舞うスカート
そっとのぞき見る
屋上に一人で、空ばかり見ている
長い手足が柵に絡みつき
そこだけが彼女だけの世界
不似合いな口に咥えたタバコの灰が足元に落ちて
煙が空に浮かび、次々に雲になっていく
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