初恋/紅山「そわか」
 
   由愛とは壱対なんだろう
   安威とは壱体なんだろう
     川のはずれにある陸はとうとう砂漠になりはてた。




   あなたのことを記事にして、残しておこうと 云う。
   意巧者はただ撃ち続けているばかり
   君ならば



   ゆっくりと真実を語ろう
   「浮き話はどこまで語り遇う」


   ゆめではなかった 君の詩で
   ねむりに落ちた牡丹と椿



   どうか 神様 花はどこまで 永遠ですか。
   ねむりに恋ちて はじめて 「アクビ」する、
     朝の町



 
   

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