やはり私は海の君/紅山「そわか」
あなたのことを日と思う
君の異を空の旅にいっているのだろうか
きみのこえが聴こえない
あのときに看た時計のおとの針よ
君は誰だかしるときよ
きみの超え小さく厭きるほどの 海
カーチベイまで耳鳴りよ
君のこえが聞えない
孤独は宇宙の風となり コロナはつめたい風邪を弾く
ああ、やはり ドウシテ 君は・・・
海を覚える私の声でかき消されてゆく
海に投げた私の歌は、
うたえる たたえる 詩に
なりゆく裳のなのか。
やはり私は海の君
君に出逢えた 君の宇宙
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