その挙句に/
nm6
新宿の夜 ときたまそよと触れる風の
中身はともかくさわりごこちはやわらかい
日常を制御できると思っていたよ
透きとおった 鮮やかでかなしい夢がみたい
緩めたネクタイにぶらさがる全ての虫たちに
そこから何が見えるのかと尋ねると
曇り空はグレーな白に煌々と光って
なんだか取り返しのつかないことを僕はしてしまった
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