餓鬼を切り刻め/ホロウ・シカエルボク
ね
一線を越えることはよくない場合だってある、そういう示唆が餓鬼のいびつな腹の中には隠されている、俺はその腹を夢想しながら、それならばどうして俺たちは飢えてしまうのだろうと考える
そんなことについてどれだけ考えたところで、機能はアクセントであるなんてくだらない言い回ししか浮かんではこないのだけれど
今度は許さない、そのいびつな腹を割いて二度と満腹になることが出来ないようなそんなシステムを構築してやろうじゃないか落ちた天使ども
隠してあったやつだ、隠してあったやつだ、いつまでたっても消化される気配がないと思ったら餓鬼どもがこっそりくすねていやがった
卑しいものどもは空腹を満たすためならなん
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