ガラスの太陽/
草野大悟
いつも
やわらかく
笑っている。
ひとの
わがままを
いっぱい
包み込んで。
ぷろみねんすに
灼かれながら。
泣いていいんだよ。
怒っていいんだ。
蟻ほどもない
ひとの言葉など
聴かなくたっていいんだ。
影を知らない
ガラスの太陽が
今日も
ミクロンの危うさで
輝いている。
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