世界の端っこ/たけ いたけ
かめる
エリックって昨日言ってた
単語を思い出す
目が覚めたら退屈な日曜だ
ジグソーパズルが完成してしまう
砂金の入った小便を垂れ流しながら思う
明日なんて来なければいい
明日なんて来なくていい
どうしてそんなことが
鱗の詰まった窓辺から大きな叫びを抱える
間違えだらけの羅針盤に乗っかったって
電池のない懐中電灯で照らしたって
明日には珊瑚の卵が息吹くはずだ
珊瑚の粒から三葉虫が
聖なる爪が
奇妙な海老が
牛車が呼び始めるのだ故郷を
明日がなくなれば故郷もきっと
まだ言うのか
それでも訴えるんだ
明日だろうが今日だろうが
ぶっ壊れている
明日の退屈さがぶっ壊れていなければ
三葉虫 三葉虫 三葉虫
ウミウシ ウミウシ ウミウシ
魚 魚 魚
怖いんだヒトが！
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