題名のない詩/桜 葉一
「責任」なんて言葉投げつけて僕にあたる君
溢れる涙を止められないで 明けない闇の空を眺めた
認めない 認めたくない 認められない
そのどれもが当てはまらなくて
「卑怯」と言う言葉に僕は泣く
瞳は冷たく夜も冷たく
止まってしまったかのように明けない夜
もどかしさを覚え 苛立ちを隠せない
しとしとと降り続く雨は頬をも濡らす
愚問愚答の繰り返し いい訳もなにもなくて
ただ同じことの繰り返し
所々心に刺さる君の言葉
もう許してくれよと心で願い
許されるはずのない愚かな自分に嫌気がさす
割れたグラス 散らかった部屋 荒れた2人
繋ぎ止めるものは何もなくて
「乖離」なんて難しい言葉で僕を惑わせる
赤い瞳にすいこまれ 自分を責める
プライドか… 謝ることもできず
ただ時を待つ
朝が来る。
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