独り者には悲しい季節ですね。考え方次第だと言われても。/短角牛
 
クリスマスに向けてラブソングが氾濫して

でもラブソングを聞いて思い出すのは

ツリーを飾ってある実家の居間から見た

黄昏れの深い緑

恋人と過ごすクリスマスに憧れた、いつも通りのクリスマス

今年と同じ。

記憶の緑の深さの分だけ

雪よ降れ。

その冷たい白さが

無理矢理、僕をあっためる。
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