生きること/桜木 ハル
 
人生とは楽観視の賜物だ。
そしてそれは万物に共通するものではないらしい。
わたしは今まで生きてくるなかで、何回も死を見たが、それはどれもつまらないものだった。
永遠に生きたくば死ね。
自らの命を絶てば、そして事が大きければ大きいほど、それは多くの人々の記憶に焼きつくだろう。

記憶は語り継がれ、永遠に生き続けるのだ。
戻る   Point(0)