裸足のわたし/
ゆるこ
君の産まれたその訳を
探す旅がこの人生と
果たして誰が言ったのだろう
黄色い砂場で
硝子片を散りばめた
掌の嫉妬
欲深い"愛してる"
メランコリィな一日
命の欠片が踊って、
笑い声の手拍子
夜の月の孤独
瞳のなかの世紀末
赤い 赤い 赤い
(白い 白い 白い)
林檎みたいな
溶け出した闇
水のなかで
微笑んだ
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