同棲。/菊池ナントカ
醜い!!」
間違っていたのは俺なのか。
此処には誰も居やしないし、全て気のせいなんだろうか。
何故に狐と暮らすようになった。
皆が求めているのは幸せな詩なんだよ。
皆が求めているのはヤッパリ恋愛詩なんだよ。
一生書ける気がしない。
俺は一生トイレに籠もって生きていくんだ。
青い薬と白い大小の薬と、
(酒なら飲めない。)
トイレで座椅子に座って数を数える。
頭を真っ白にすんだ。
頭を真っ白にすんだ。
狐が帰ってきたらしくドアを開け俺を見下し微笑んでいる。
そこで現実に引き戻される。
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