過ぎていく時間/風音
時計の針が走り続けて
止めることはできない。
こうやって
パソコンに向かっていても
眠っている間も
ぼんやりしていても
どんなことをしても
時間は過ぎていく。
時間は止まってくれない。
けれど
止まらない時間も怖い。
時間がこわい。
思い出なんて
作ろうと思わなくても
時間とともに思い出に変わっていく。
わたしは何が言いたいのだろう。
時間って時に貴重で
取り返しのつかない「時」があるって
いいたいのかもしれない。
あの時
もう一度親友に電話をかけていたら、
自らを亡くすことなく
今頃はまだ笑って話をできていたかもしれない。
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