『追憶』/
 
儚く揺れている空に導かれて
失くした想いを抱えたまま
ただ歩き続けるこの世界の何処かに
キミを見つけるまで……


ずっと一人だった
どんな時でも
それが当たり前と思ってた

でも君がいて
君に触れて
優しさを知った時 何かが弾けた


増していく影と戦う中で
何度自分を殺して来ただろう?
赤い水面に映る自分の顔に
違和感を覚えた


断ち切れぬ鎖に繋がれたまま
後何度、自分を殺せばいいだろう?
そう問い掛けて目を閉じる
キミに逢いたい…


朧げに浮かんだ月が照らす道を
私が私で在るために
ただ歩き続ける悲しみの彼方に
キミを見つけるま
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