マル/
三奈
私の知らないトコロで
また一つ傷が増える。
私は傷つかないまま
誰かの傷がまた増える。
それは私がつけた傷。
無意識のうちにつけた傷。
私がそれに気づいた時は
もう
何もかもが手遅れだった。
私の存在は時に凶器。
誰かれかまわず傷つける。
沢山のトゲを身に纏い
誰かれかまわず傷つける。
もし願いが叶うなら
私は誰も傷つけない
マルになりたい。
マルには程遠い私は
今日も
傷つける事でしか
前に進めない。
それが
とても悲しい。
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