「不純な僕と君の空」/菊尾
 
君のその胸に空いた穴
穴のあちらは澄んだ空
僕は今日も君を通して空を見ている

そんな君にも雨が降る
影が射さない日
僕はちょっと君を笑わせてみる

すると次の日には決まって虹が見れるんだ
大きく空を虹が横切っている
雨上がりの君がとても綺麗な事を知っている

穴はまだ空いているみたい
その穴塞がらないで、もうちょっと見ていたいって
いじわるく、思って

今日の君は何色の空なんだろう
僕は雨でもいいように
最近の話で面白かったことを思い出している
君だけを笑わせるために思い出している
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