孤独h/AKiHiCo
 
生まれてこなければ
本当はよかった
みんなもそれを望んでいる

そっと瞼を閉じる瞬間に
白い羽がこの瞳に張り付いて
視界を失くしてくれたなら
眼はやがて解けて
空のアイホールに花が咲く

花にまぎれた僕は
綺麗になれる
だろうか、

飛び交う暴言
これらがぶつかり合って
砕けて破片となり
降りかかる

生まれてきて
しまったのだから
悪いのは悪いのは僕
貶められるべきは僕

痛む体躯を横たえた
床はあまりにも
冷たくて冷たくて

もう笑う方法を
忘れてしまったみたい
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