Digital/結城 森士
 
いつの日も真実を追い求めた
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も
神や道徳が僕に揺ぎ無い信念を要求した
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼もそして夜も
母親は僕に言った
「優しいだけでは駄目なのよ」
僕が時代に飲み込まれてしまっても
どうかその言葉だけは消えてしまわないで

いつの日も誠実であれと叩き込まれた
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼も
先生は急に怒り出して「本当に大切なことは何か」と問うた
朝も昼も朝も昼も朝も昼も朝も昼もそして夜も
やけに難しそうな顔をして僕達に伝えようとした
「それが一番大切なんだ」
僕が時代に飲み込まれてしまう時
貴方のことなど
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