奇妙なサンクション/捨て彦
 
ランドリーにいれてくれたんや。ここまでが全て一律サービスになっております、ゆうて」
「そうやったの」
「谷村は混乱しているおれを優しくなだめて、何か困っていることがあるんだったらゆってごらん?とゆったんや」
「そうやったの」
「そこでおれが、ちえのことをゆったら、力になってくれる、ゆうて、すぐに病院に向かおうとゆってくれた。おれはなんてすごい人なんだって谷村に感動したよ。」
「でも、なぜ、谷村はこんな辺鄙なところを車で走っていたのかしら?」
「今日ちょうどあそこの公民館でライブがあるらしい。」
「そうやったの。・・・・・なんて、こんなすごい偶然があるものなのね・・・・・」
「見てみ
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