奇妙なサンクション/捨て彦
や、全然大丈夫です、気にしないでください。これでも私ジム通いですからね。これくらい全然なんとも平気平気元気勇気ゆとりですよ」
「ちえーッ」
「健太郎ッ」
「帰ってきたぞ・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「えらい遅かったね、新星堂すぐ目の前やのに」
「ちえちゃん、はぁ、はぁ、はぁ、まだ生きてるか・・・・ほうか、大丈夫か、ほならな、もう、大丈夫やぞ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「健太郎、どないしたん。えらいあんた息が切れてるやないの。ちょっとゆっくり休んだらどうやの」
「あほか、こんなときにゆっくりなんかしてられるかい。うちの可愛い可愛い姪っ子が大変な時に、ゆっくりわらっていいともなんか見
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)