奇妙なサンクション/捨て彦
ってくる」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「うぅ・・・・、ちえ・・・・大丈夫やで、お母ちゃんがついてるから、大丈夫やで」
「失礼します」
「あ、看護婦さん、長田先生」
「うん、具合はどんな感じかね」
「かなりしんどそうなんです、先生、お願いですから、ちえを楽にしてやってください、お願いですから」
「脈がかなり早くなってます」
「うん、そうだね。・・・・・うん。そやね、これは、注射やね」
「わかりました」
「先生、お願いします、ちえを楽にしてやってください」
「お母さん、少し落ち着いてください。今から注射しますから。」
「お願いします、先生、お願いします」
「ちょ、ちょっとお
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