シンジュク/森下 流華
 
何かを掴もうと 手を伸ばしたら

逆に引っ張られた

欲しい物が手に入った と思ったら

精巧にできた まがい物だった

声をかけられて 振り向いたら

同じ服装の人たちが 手招きしていた



そんな物騒な街だけど

人への無関心さが心地よくて

今日もまた来てしまう

街のネオンが 私の太陽

ここは永遠に眠らない パラダイス














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