「風呂と便所とウンコと俺」/虹村 凌
 
に、鋭い痛みを腹部に感じ、
祖母が出るのを待ったが、生憎祖母もNo2(大)で、
俺はアパートの一階事務所脇の便所に行く事にしたのだが、
何とエレベーターはその週は工事中で使えず、
やむなく階段を下りる事にしたのだが、これがしんどい。
下痢の為に、激しい運動が出来ず、ロボットみたいに降りる始末。
漸くにして辿りついた頃には、
もう括約筋が活躍し過ぎで疲労の色を見せ始め、
コンニチワ寸前の茶色い野郎共が飛び出さんばかりであった。
実際、数滴垂れてたかも知らん。
とにかく俺は便座を綺麗にする余裕も無く、
ケツを突き出すと、漫☆画太郎の漫画バリにどひゃー☆っと。
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