モーヌ。さんの空へ/yo-yo
で
あなたは きれぎれの 言葉に つばさを つけて 飛ばした
そして こんどは
あなたが 空へと 飛びたった の ですか
毛利さんごっこ で 遊ぶ 幼い惑星 と 仲間たち を 残して
宇宙へ 出る フリをした あなたは ひとり ほんとの 宇宙へ
あなたの 長い足が 季節よりも 疾く 行ってしまう ので
いくつ 言葉を つらねても あなたの 言葉に 追いつけません
あなたの 青晴れの 文字が 豊穣の 空に 満ちる
きみの 眼で 世界を 見たい と おもい
きみの 手で 世界に ふれたい と おもう
そんな あなたの 真摯な 願いが
いま 私たちの かなしい 祈りに なりました
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