15才(Blankey Jet City へ)/LUKE
 
ディスクユニオンの袋をぶらさげて
少年は誕生日を祝うのさ
今夜にお似合いの曲を仕入れて
最高にご機嫌な気分でね
アイスキャンディーをなめながら
一人で夜道を歩いていくぜ
ソーダ味が口の中で
いまにもはじけそうだから
少年は今夜
フェンスを飛び越えるんだ
夜の校庭はひんやりして
ひりつく舌に心地よくて
6ペンスの明りに見守られ
ロウソクに火をつけるのさ
袋から取り出した爆竹を
15コゆっくり闇に立てれば
近くの家の明りが灯り
バーズデー・ケーキが贈られる
点滅するサクランボと
チョコとホワイトの2段重ね
やがて静寂が全てを吹き消し
いい子の時間の終りを告げる
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