月光/かたや 剛
つちやかいのひたで
おりとおまいは
おどぅぉりをおどぅぉる
みじゅでぬれたような
どろからてをぬいたような
おまいはそりでよいと
くりかえすぃまきかえすぃ
あえぎ
おりはそのせりふに
ききほれながら
あしぇをかきかき
おどぅぉっている
つちはつちで
こんこんとひかりつぢゅけ
おまいはそれを
ろーまんすだといい
おりははじめて
ろーまんすをかんじた
つちやかいのひた
おまいのらたい
すぃろいもも
すぃろいちち
あかいでぐち
あふれつたうおまいのあしぇが
やらかくねとつき
おりとおまいはその
しょからいあしぇを
ゆびにちぅけて
あしぉんでいる
つちやかいのひた
このままおわりゆくだろうまぐわい
つちやかいのひた
おまいのなまぐさい
におい
せんさいなうつくすい
よるのつちやかいは
きっとそんなおりたちを
てらすぃたかったわけではなかったのだ
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