無題/
永遠音 史香
意味を持たなかった数式逹に意味を与え
意味を持ったとたんに私の手を離れていった元素記号逹。
古代の人がつむいだ物語が舞う。
世界中と繋がれる言葉が駆け抜ける。
儚い文明が創いた一時の夢を受け入れ、未だ儚いとは気付かず繰り返す歴史が笑う。
最後のチャイム。
人のざわめき。
解放される喜び。
遠くはない未来。
戻る
編
削
Point
(0)