夜景と赤ワイン/
夏川ゆう
夜景を見下ろせるバーは
君のリクエスト
赤ワインに映り込む
夜景の輝きが
ほんのりと僕らを色づける
甘い言葉が
次から次へと出ても
飽きることなく
甘い夜が伸びている
ワインを幾ら飲んでも
君との会話があれば
酔いつぶれることなく
ほろ酔い加減で
ふわふわと気持ちいい
赤ワインのように
恋から赤い愛に変わる
夜景に包まれて
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