ちるどしつ/カンチェルスキス
 
このあなをどうやってうめられるんだろうと
 かんがえました
 わたをつめおゆをながしかーでぃがんをきても
 あなはあなのままでした
 あなのあいてるぼくのからだには
 きせつがひとつしかありませんでした
 ちるどしつのようなふゆが
 いちねんじゅうでした




 ぼくにできることは
 まだたくさんありました
 でもぼくはなにもしませんでした




 あなのあいたぼくが
 まちをたいらにあるいています。







 
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