予想以上のことが出来るといい/ホロウ・シカエルボク
大きなビニールの塊みたいに横たわっていた、そいつは俺たちを挑発しているように見えた
君たちそんなに上等な事をしてるわけじゃないんだよ
ここで行われていることがどれだけみっともないことかということについて考えて見たことがあるかい、そんな風に言ってるみたいに見えた
まあ、もちろん
そいつはただそこに居ただけなのかも知れないけれど
俺はハンドルを握りながらあいつのことを思い出す、今夜あの女が完璧だったら
俺はまたそいつと対峙することになるだろう、そいつは今度こそ何らかのスタンスを提示してくるかもしれないが(というのも俺があのころよりも話が判るような感じに見えてるかもしれないからで)
俺は
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