TRAIN/000
鉄屑が空に浮かんでいる
太陽の光を浴びて 夜空の中で光って
灰色の街も 青い景色も
黙って優しく照らしている
夜行列車の車窓から
何処かへ続く曇り空をなぞって
終わりがあるとしたら
きっと其処で僕は死ぬから
また新しい君に会える
終着駅ではもう葉っぱが紅い
灰色の街と 青い景色と
鋼鉄の観覧車から全てを見ている
夜行列車の車窓から
世界を包む月灯りをなぞって
終わりがくるとしたら
きっと此処で僕は云うから
また綺麗な君に会える
終着駅ではもう雪が降っている
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