melody/saty
 
歪んだめろでいの汁が髪を濡らし
じよじょに
じよじょに身が悴むよお
おれは濁汁に呑まれきえるひとり
ねえ 身が滲むよお
ただ音ばかりが
さきにいつてしまうから
それと
微かに耳に入る
このなにか、
 
感情は忌まれ
ひずみゆく
 
ただおまえのこえがきこえたきがする
 
しんで土に変わるまで
微かな幻聴が繰り返している
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