木枯らし吹いたなら/短角牛
 
もみじが降ったらもみじ雨

木枯らし吹いたらもみじ雨

散りゆくもみじは慈悲深い

秋を大事に抱いてる

大事に抱えて舞っている

冬にその身が凍えぬよう

春に花粉にまみれぬよう

夏に日差しを避けれるよう

来年、秋が起きるまで

我が子のように抱いている

だからもみじの散る様は

母のような懐かしさ。



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