[18歳]/東雲 李葉
人の角度から自分を見る。可笑しくって少し直す。
鏡よりも他人を見ている。必要なのは真実さえも覆う表皮。
日記を書く日が減った。飛び飛びになる記憶と言葉。
手を繋ぐことが無くなった。今は離れていくものばかり。
掴まえる指を忘れそうでただ闇雲に手を伸ばすけど、
容易く手に入るものはいつだって容易く壊れてしまう。
些細な仕草も言葉のあやもそこから亀裂は広がっていく。
人生を花に例えるなら僕らはようやく膨らみ始めた蕾の頃。
青くて未熟なその中で未来は作られているのだろうか?
漠然とした先への不安に僕は堅く口を閉ざす。
希望を声にしていいのは夢を見られる年頃ま
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