素敵なアメンボ/短角牛
 
雨の水溜まりに

ぷかぷか浮いてる

アメンボみたいに

ハツラツとして

ワタシが生きてて

一人になったら

ワタシはどういう

人生生きる

それでも誰かが

ワタシを覚えてる

どこかで聞いた

歌が聞こえる

「一人じゃないって素敵なことね」

アメンボ一人で

空へ飛ぶ

ワタシはおまえを

忘れない

だからおまえも

覚えていてよ

水溜まり見てた

でっかい生き物を

どこかで誰かが

生きている

ワタシを知ってる

誰かが生きている

ワタシを知ってる誰かがみんな

ワタシはみんなが

生きてた証

ワタシも小さな

素敵なアメンボ
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