長崎にて/吉岡ペペロ
 
長崎の夜景がきれかった

それを見て

こころもそう

動かない俺なのに

ひとりで口に出していた


街ぜんたいが

坂にこんもりとしていて

それは

生き物たちの発する光のようだった


長崎の夜景がきれかった

それを見て

こころもそう

動かない俺なのに

ひとりで口に出していた
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