これイジョウにないセカイ。/
Sa;
水色の傘の中
きみを同じセカイに
呼び込んだ。
ネェ、イッショニ、イヨウヨ。
きみが
違う誰かにウツツをぬかしているうちに
アタシのセカイは
終りを告げた。
愛してる。
と、呟いてみたけど
あまりにも
かわいた夜には
月も泣かないの。
きみが
誰に愛を囁いているうちに
アタシの
愛してる。
は、
愛してた。
になっていて
アタシも気付かぬまに
終りを告げていたの。
戻る
編
削
Point
(2)