これイジョウにないセカイ。/Sa;
 


水色の傘の中

きみを同じセカイに
呼び込んだ。


ネェ、イッショニ、イヨウヨ。




きみが

違う誰かにウツツをぬかしているうちに




アタシのセカイは


終りを告げた。



愛してる。

と、呟いてみたけど

あまりにも
かわいた夜には


月も泣かないの。



きみが


誰に愛を囁いているうちに


アタシの

愛してる。

は、


愛してた。


になっていて



アタシも気付かぬまに


終りを告げていたの。






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