まわるい場所/アハウ
 
そして いつか
魂が おさまる場所
魂と肉体が完全に同期して
なに 過不足ない 満ち足りた
まわるい場所へと

全て 全ての 人々が
人生を楽しみ
取りたいだけの 汗を流し

満ち足りた 家へ帰れば
私は王侯 あなたは王妃

そんな夜は
いつも 楽曲が絶えず
香など くゆらし
素朴な食事の後
フルーツなどつまみ
読書にいそしむ

二人 鎮座して
時々 微笑とともに
視線を合わせ
口づける

魂の帰るべき
まわるい場所

我らが マイホーム

ああ 東の空から
日の出が見え
月の出も 遠く 淡く

戻る   Point(5)