陶酔ゆく心理/
saty
けどる薬物に染まる街で
すおうのちや
すおうのかこが思考停止になる
なんでここにいるんだろうと
おれが二人いる
おれがまだどこかにいる
だれも取り付けない砌
だれもが憧れた夜に
病気のかたちが虚に醒める
耐えられない
もう耐えられない
辛い辛いと泣きながら
哀れにうだる
月夜がひずむ
どうしようもない
人間の気持ちを隠しゆく
そしておれは
なにも
なにもわからない
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