それ、/
hope
ない【それ】は、もう僕の傍から離れたがっているのを、
僕は、
本当は、
知っていたんだけど…
僕は目を閉じた
零れ落ちる【僕の雫】だけが慰めてくれてた
(ちっとも優しくないよ…)
そんなの、僕だってわかってる
だから僕は、君の家に急ぐんだ
傘をさして、擦り切れそうな靴を履いて
約束の場所は夜
遠ざかる前に走り出す
いつかまた、同じ笑顔で会えたらいいなと思った
(ねえ、誰か…)
こんな世界を、笑い飛ばして
戻る
編
削
Point
(1)