ウィル・オ・ウィスプ/m.qyi
 
い、押し付けがましい悲しさはぼくには詩だ。そして、ぼくわ叫んでいるだけで、それがいいとも、ただしいとも、たいせつだとも思わずに、叫んでいるんだ。犬ってのはそういうモノだ。後先考えてちゃ犬業はつとまらねえんだよなあ。
そういうぼくわ、かんそーを書くときにも同じで、後先考えずに書く。「ぽん!」と書いている。そうだよ、ね。もし、誰かがその言葉を読んで不快になったり傷ついたりしたらどうするんだ?ぼくわ。そういう事が起これば心から気の毒なことをしたと思うだろう。でも、ぼくの言葉が悪口じゃなければ、ぼくわどうするんだろうか?ぼくにわぼくのことわからない。赤い色がある人を傷つけるという事はきっとある、でも、赤
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