そうでなきゃあ/短角牛
 
一人でも頑張れるのは

一人じゃないから。

孤独に苛まれて

それでも誰かの顔が過ぎるから

壁がどうしようもなく隔てても

その向こうに 音を感じるから



忘れるのは

覚えているから

明日も 明後日も その次の日も いつまでだって

記憶は

幼稚な約束みたいに 心に住み着くから

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