うみのぱずる/草野大悟
 
しおが
まあるく
みちてくるのは
ぼくらのからだに
きざまれたひつぜんだ。

しおが
まっくらに
ひいてゆくのは
かぜがおしえる
このほしのぱずるだ。

このほしとつきとのなぞめきが
わずかばかりの
ねじれをともなって
りちぎのなみを
おくりつづける。

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