ぼくのかなしみが骨に似ていても/
わら
ちってヤツでしかないことが
なおも、のどを乾かせる
夜は
ふとんにうずくまって
朝が来ないことを願っていて
静けさの、なにもが叶わないのならば
すべてを忘れられるような眠りの中に
ずっと、寄り添っていたい
ずっと、
ずっと、
よりそっていたい
かけらになったのならば
乾いた、それを
涙で濡らしてくれなくていい
こつりと、器に
入れてくれればいい
できれば、
ただ一度、その手のひらで
だきしめてほしい
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