好き/
風音
夜のまんなかで
佇んでいるあのひとを
みつけた
何ヶ月ぶりなのかな
なにも考えられなくて
考えるなんてとても無理で
でもこれは
必然でも運命でも偶然でもなく
ただそこにあのひとがいただけ
だから
だから
それでも
わたし
そっと声をかけてみた
振り向いた笑顔が
前とは少しちがっていて
でも
でも
やっぱり
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