悲しみの雨をひき連れて/
Lucy.M.千鶴
わたしの 心の 奥底に
降り続く 雨を
見抜いたのは きみ
幼い頃の あの 忌まわしい過去も
人前では 何もかも
笑い飛ばして 切り抜けて来たのに・・・
「隙を見せた方が負けなんだよ」
強がってきたのに
不覚にも
きみに
弱さを見せた
絶対に
愛なんて
恋なんて
口にしない。
決意してたのに・・・
どうして きみは
わたしの 心に
耳をそばだてたりしたの?
耳に 心を
添えたところで
「恥」
にしか なり得ないのに。
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