青二才/酸素の枷
 
ア・オ・ニ・サ・イ

『何かの野菜?』
そう尋ねる愛しい子、
優しい響きで答えてあげる

『君や僕の事だよ』
彼女は真意を理解していないけど、
気にもしない

『私達みたいな野菜の事ね』
僕達の事、
どのように理解しているんだろう?

そんな質問、
彼女には無意味

独自の不思議な理解
強固な精神と神秘的な思考
神にだろうが左右されない

『絶対に美味しいわ、それ』

探すのが大変だ


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