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黒牛乳
もはや何にも感じませぬ
他人が何を言つたつて
まるで水を飲んでいるやうです
そのくせ気分は沈んでいて
むつと口を結んだまま
全てを見て見ぬふりばかり
少しばかりの優越感と
溢れんばかりの劣等感と
孤独感
嫉妬
そんな感情ばつかり浮かびます
砂粒のやうな俺は
隙間に入り込み
ひっそりとしていませう
でも待つています
いつまでも待つています
いつかは何か起こるでせう
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